理事長挨拶
近年、相模原市内IT業界の動向を見ますと市外移転・規模縮小・解散・倒産と非常に厳しい状況にあります。 この原因は、市内に受注案件が数少ないことや、メーカーの相模原市内からの撤退、 IT企業が組織化されずに常に企業単独で活動を行ってきた結果です。
今後、相模原市内IT企業育成やIT企業の事業の活性化、 IT企業の雇用促進を行うには、企業が連携し、市内にある業務を受注していくことが不可欠と考えられます。 なかでも市内IT企業がこなせるIT関連業務が官公需の中に数多くあり、企業が連携することで、各社の持つ技術を補完しあい、大手メーカーにしかできなかった業務を市内業者で受注し、完成させることができると考えております。
IT関連事業者で組織されている我々としては、相模原市内の一般企業や官公需の受注の可否が死活問題となることから、時代が求める新たなニーズや役割に対応していくために、中小事業者が結束し、知恵を出し合い、協力していくことが必要と考え、今日まで検討を重ね、個別企業では対応できない課題に対し、相互扶助精神に基づく協同組合を設立し、構成員企業のために組織を活用していく決意を固めました。
組合設立後は、様々な共同事業に取り組み、組合員の事業を支援しますが、特に組合員の事業機会の確保を図るための共同受注事業に力を入れていきます。
私どもは法人格を得てその責任を自覚し、これからもなお一層地域に根ざした組合組織として、その発展を目指していく所存です。 つきましては、本事業協同組合設立の趣意を十分ご理解頂き、ご賛同を賜りますようお願い申し上げます。
理事長 青木 英高